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USB-FSIO30とは
USB-FSIOをベースとしたコンパクトな表面実装の入出力基板です。
デジタル入出力最大30ピン、10Bitアナログ入力最大8Ch、PWM制御最大5Chが利用可能です。
入出力ピンは、600milのICソケットに対応しています。
(2017/02/24) I2Cマスタ通信機能を追加しました。100kbpsと400kbpsに対応。
(2017/02/04) 倍精度PWMモードを追加しました。J3-0(PWMチャネル1)1本だけの制御にしぼり、30,40,50us単位に8Bit長で制御可能です。
(2012/04/10) 簡易オシロ機能を追加しました。最大約5KHzのデジタル入力と、最大約3KHzのアナログ入力が可能です。
(2011/09/28) カウンタ機能を追加しました。Max50MHzの32Bitカウンタを2チャンネル実装しています。
カウンタ入力を設定すると、J3-5(チャネル1)、J3-0(チャネル2)のピンがカウンタ入力ピンになります。

USB-FSIO30の使い方
・最初に入出力設定の書き込みを行います。
・入出力命令はUSB-FSIOと同じです。
・出力は、出力に設定されているピンからソース電流が出力されます。
各ピン最大25mAの出力が可能ですがマイコンの出力電流が最大200mAなので超えないよう注意が必要です。
・USB-FSIO30の入力はポート2、4の場合、内部プルアップを利用することが選択可能ですのでGNDとショートするだけで利用可能です。
・基板右のJ5はフリースペースとなっているので、パーツを乗せることが可能です。
制御ソースは、USB-FSIO30でも利用可能です。
制御ソースと利用例はこちらから。
サーボ制御・LED調光・アナログ入力の制御ソースはこちらから
USB-FSIO30 仕様
項目 | 値 |
出力電圧 | 5V |
1ピン最大出力電流 | 25mA |
1ポート最大出力電流 | 200mA |
全ポート最大出力電流 | 200mA |
アナログ入力電圧 | 0〜5V |
10Bitアナログ分解速度 | USB-FSIOのデータ転送速度に依存するため300Hz程度
※簡易オシロ時を除く |
アナログ変換インピーダンス | 10KΩ以下推奨 |
PWM制御時間 | 通常モード:66.83us単位 16Bit間隔 5本(微調整可) 倍精度モード:30,40,50us単位 8Bit間隔 1本 |
簡易オシロ | 最大8チャンネル
デジタル入力最大約5KHz アナログ入力最大3KHz |
カウンタ | チャネル1 Max50MHz 32Bitカウンタ プリスケーラ1〜256
PWMと併用不可 カウントエッジ選択可
チャネル2 Max50MHz 32Bitカウンタ プリスケーラ1〜8
PWMと併用可 カウントエッジHigh to Lowのみ
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カウンタ周波数 | 1000/(123/プリスケーラ)MHz (MAX50MHz)
1:最大約8MHz, 2:最大約16MHz, 4:最大約32MHz, 8〜:最大約50MHz |
I2C | マスタのみ1チャネル
通信速度100kbps,400kbps |
温度条件 | -20〜75℃ 結露しないこと |
単体消費電流 | 約40mA |
サイズ | 2000mil x 800mil (約 50.8x20.3mm) |
VendorID | 0x1352 (Km2Net) |
ProductID | 0x0111 (USB-FSIO30 Ver1.0)
REV_0002からカウンタ機能実装 |
USB-FSIO30 入出力仕様
| ポート1(J1) | ポート2(J2) | ポート3(J3) | ポート4(J4) |
ピン0 | アナログ入力チャネル1 or デジタル入出力 | デジタル入出力 or I2C SDA | デジタル入出力 or PWMチャネル1 or カウンタチャネル2 or 倍精度PWM | デジタル入出力 |
ピン1 | アナログ入力チャネル2 or デジタル入出力 | デジタル入出力 or I2C SCL | デジタル入出力 or PWMチャネル2 | デジタル入出力 |
ピン2 | アナログ入力チャネル3 or デジタル入出力 | デジタル入出力 | デジタル入出力 or PWMチャネル3 | デジタル入出力 |
ピン3 | アナログ入力チャネル4 or デジタル入出力 | デジタル入出力 | デジタル入出力 or PWMチャネル4 | デジタル入出力 |
ピン4 | アナログ入力チャネル5 or デジタル入出力 | デジタル入出力 | デジタル入出力 or PWMチャネル5 | デジタル入出力 |
ピン5 | アナログ入力チャネル6 or デジタル入出力 | デジタル入出力 | デジタル入出力 or カウンタチャネル1 | デジタル入出力 |
ピン6 | アナログ入力チャネル7 or デジタル入出力 | デジタル入出力 | − | デジタル入出力 |
ピン7 | アナログ入力チャネル8 or デジタル入出力 | デジタル入出力 | − | デジタル入出力 |
USB-FSIO30 システム設定データ初期値
[ ]内デフォルト
0:アナログ入力チャネル数[8]
1:ポート2:Bit0 プルアップ [1:無効] 0:有効
ポート4:Bit3 プルアップ 1:無効 [0:有効]
2:
3:
4:ポート1:入力ピン設定 [0b11111111]ビットONが入力ピン
5:ポート2:入力ピン設定 [0b00000000]ビットONが入力ピン
6:ポート3:入力ピン設定 [0b00000000]ビットONが入力ピン
7:ポート4:入力ピン設定 [0b11111111]ビットONが入力ピン
8:ポート1:初期出力設定 [0b00000000]
9:ポート2:初期出力設定 [0b00000000]
10:ポート3:初期出力設定 [0b00000000]
11:ポート4:初期出力設定 [0b00000000]
12:パルス割込タイミング 式 (1158-n*4)*(4/48)
n:[0x59]=66.83us ※nは3の倍数-1を指定
13:PWM利用 [1:PWM利用] 0:PWM未使用 2:オシロ入力・PWM未使用
4:倍精度PWM利用
14:カウンタチャネル1 [0b00010010]
Bit0=ON/OFF
Bit1=エッジ 1:high to low 0:low to high
Bit4-7=プリスケーラ 1:1 2:2 3:4 4:8 5:16 6:32 7:64 8:128 9:256
15:カウンタチャネル2 [0b00010000]
Bit0=ON/OFF
Bit4-7=プリスケーラ 1:1 2:2 3:4 4:8
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制御コマンドレイアウトはこちらから
USB-FSIO30回路図
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お問い合わせはメールで webadmin@km2net.com
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